中高勉強中高勉強
高校受験の面接・小論文・作文対策|合格を決める表現力

高校受験の集団面接と個人面接の違いと対策法

公開日:2026年2月22日更新日:2026年2月23日
個人面接の特徴と仕組み - illustration for 高校受験の集団面接と個人面接の違いと対策法

高校受験の面接試験には、大きく分けて「個人面接」と「集団面接」の2つの形式があります。どちらの形式で面接が行われるかは高校や学科によって異なり、それぞれに求められる準備やスキルも違います。面接形式に合わせた的確な対策を取ることで、合格の可能性を大きく引き上げることができます。

高校受験の集団面接と個人面接の違いと対策法

高校受験の面接試験には、大きく分けて「個人面接」と「集団面接」の2つの形式があります。どちらの形式で面接が行われるかは高校や学科によって異なり、それぞれに求められる準備やスキルも違います。面接形式に合わせた的確な対策を取ることで、合格の可能性を大きく引き上げることができます。

この記事では、高校受験の面接対策として集団面接と個人面接の具体的な違いを解説し、それぞれの面接形式に合った効果的な対策法を詳しくご紹介します。面接が初めてのお子さんも、この記事を読めば自信を持って本番に臨めるようになります。

個人面接の特徴と仕組み

個人面接は、受験生1人に対して面接官が1〜4名で行われる面接形式です。高校受験の面接でよく聞かれる質問に対して、自分の考えをじっくりと伝えることができるのが最大の特徴です。

個人面接の特徴と仕組み - illustration for 高校受験の集団面接と個人面接の違いと対策法
個人面接の特徴と仕組み - illustration for 高校受験の集団面接と個人面接の違いと対策法

1人あたりの面接時間は約10分程度で、高校受験ではこの個人面接を実施するケースが最も多くなっています。面接官との距離が近いため、表情や態度、言葉遣いがより細かくチェックされます。

個人面接では、志望理由書や願書に書いた内容をもとに質問されることが多いため、出願書類のコピーを手元に残し、内容を十分に把握しておくことが大切です。深掘りされる質問にも対応できるよう、「なぜそう思うのか」「具体的なエピソードは何か」まで準備しておきましょう。

個人面接のメリットは、自分のペースで話ができる点です。他の受験生を気にする必要がなく、面接官に自分の人柄や熱意をしっかりアピールできます。一方で、面接官の視線が自分だけに集中するため、緊張しやすいというデメリットもあります。面接で緊張しないためのテクニックも合わせて確認しておくと安心です。

集団面接の特徴と仕組み

集団面接は、3〜5名程度の受験生がグループとなり、1〜3名の面接官の前で質問に答えていく形式です。志願者数が多い高校では、効率的に選考するために集団面接が採用されることが多くなっています。

集団面接の最大の特徴は、他の受験生と直接比較されるという点です。同じ質問に対して順番に回答していくため、自分の回答だけでなく、他の受験生の回答を聞いている態度や姿勢も評価の対象になります。

1人に与えられる回答時間は個人面接より短いため、要点を簡潔にまとめて伝える力が求められます。長々と話すのではなく、結論を最初に述べてから理由や具体例を付け加えるという構成を意識しましょう。

集団面接では協調性やコミュニケーション力も重要な評価ポイントです。他の受験生が話しているときにきちんと耳を傾け、うなずくなどの反応を見せることが好印象につながります。自分の番でないときの態度が合否を分けることも珍しくありません。

集団面接と個人面接の違い一覧

集団面接と個人面接には、形式・時間・評価基準など多くの違いがあります。以下の表で両者を比較して整理しましょう。

比較項目個人面接集団面接
受験生の人数1人3〜5人程度
面接官の人数1〜4名1〜3名
1人あたりの時間約10分(じっくり対話)約3〜5分(短時間で要点を伝える)
質問の深さ深掘りされやすい全員に同じ質問が基本
評価の視点個人の人柄・意欲・論理性協調性・簡潔さ・他者への配慮
回答のポイント自分の思いを存分に伝える簡潔にハキハキと答える
緊張度視線が集中し緊張しやすい他の受験生がいることで緩和される場合も
実施が多い高校多くの高校で採用志願者数が多い高校で採用

この表からも分かるように、個人面接は「深く自分を伝える力」が、集団面接は「短時間で要点を伝え、周囲に配慮する力」がそれぞれ重要になります。面接の採点基準と評価ポイントも理解しておくと、より的確な準備ができます。

PR
🤝

キズキ共育塾(株式会社キズキ)

不登校・発達障害で勉強に困難がある人を完全1対1個別指導でサポート。受験合格を徹底サポート。学び直し、高校受験、大学受験対応。

無料相談はこちら

個人面接の効果的な対策法

個人面接で高評価を得るためには、以下のポイントを押さえた対策が必要です。

個人面接の効果的な対策法 - illustration for 高校受験の集団面接と個人面接の違いと対策法
個人面接の効果的な対策法 - illustration for 高校受験の集団面接と個人面接の違いと対策法

志望動機の深掘り準備

個人面接では志望動機について深く掘り下げて聞かれることが多いです。「なぜこの高校を選んだのか」だけでなく、「他の高校ではなくこの高校でなければならない理由」まで答えられるように準備しましょう。志望校の教育理念や特色を調べ、自分の将来の目標と結びつけて語れるようにすると、説得力のある回答になります。志望動機の作り方と伝え方については関連記事で詳しく解説しています。

回答の3ステップ構成を身につける

個人面接の回答は「結論→理由→具体例」の3ステップで構成するのが効果的です。まず結論を述べ、次にその理由を説明し、最後に中学時代の具体的なエピソードで裏付けます。1つの質問に対して1〜2分以内でまとめることを目安にしましょう。

例えば「中学で頑張ったことは何ですか?」という質問に対しては、「部活動のバスケットボールです(結論)。チームワークの大切さを学びたかったからです(理由)。試合で負けたとき、チーム全員で練習方法を見直し、次の大会でベスト4に進出できました(具体例)」のように構成します。

模擬面接を繰り返す

個人面接の対策で最も効果的なのが模擬面接の練習です。学校の先生や塾の講師に面接官役をお願いし、本番と同じ環境で繰り返し練習しましょう。回答を丸暗記するのではなく、要点を頭に入れた上で自分の言葉で話す練習が重要です。丸暗記した回答は話し方が不自然になり、想定外の質問に対応できなくなるリスクがあります。

集団面接の効果的な対策法

集団面接には個人面接とは異なるコツがあります。以下の対策を実践して、集団の中でも光る存在になりましょう。

集団面接の効果的な対策法 - illustration for 高校受験の集団面接と個人面接の違いと対策法
集団面接の効果的な対策法 - illustration for 高校受験の集団面接と個人面接の違いと対策法

簡潔な回答力を鍛える

集団面接では1人あたりの持ち時間が限られているため、30秒〜1分程度で要点を伝える練習が欠かせません。「結論→理由」の2ステップに短縮し、具体例は最も印象的なものを1つだけ選んで簡潔に述べるのがコツです。

回答が長くなりすぎると、他の受験生の時間を圧迫してしまい、「周囲への配慮が足りない」というマイナス評価につながる可能性があります。タイマーを使って回答時間を計りながら練習すると効果的です。

他の受験生への対応力

集団面接で差がつくのは、実は「自分が話していない時間」の過ごし方です。他の受験生が回答しているときは、相手の方を向いて話を聞き、適度にうなずくなどのリアクションを取りましょう。腕を組んだり、退屈そうな表情をしたりするのは大きなマイナスになります。

PR
🎓

東大伴走

中学受験のオンライン家庭教師サービス。プロの伴走で合格をつかみ取る。毎日の勉強管理、点数が上がる個別指導、24時間LINE相談。無料相談受付中。

無料相談はこちら

また、自分が考えていた回答を先に他の受験生に言われてしまうことがあります。その場合でも慌てる必要はありません。「先ほどの方と同じ考えですが」と前置きした上で、自分なりの理由やエピソードを添えて答えれば、しっかりとした印象を与えることができます。

グループ内でのポジショニング

集団面接では、一番最初に回答する人と最後に回答する人では有利不利が生じることがあります。最初に回答する場合は、他の受験生の模範となるような丁寧な回答を心がけましょう。最後に回答する場合は、前の受験生と差別化できるポイントを見つけて強調すると印象に残ります。

回答順は指名される場合と挙手制の場合があります。挙手制の場合は、早すぎず遅すぎないタイミングで手を挙げるのがベストです。面接力を劇的に上げる練習方法も参考にしてください。

面接形式別のよくある質問と回答例

個人面接と集団面接では、質問の傾向にも違いがあります。それぞれの形式でよく出る質問と、効果的な回答のポイントを紹介します。

個人面接でよく聞かれる質問

個人面接では、受験生の人柄や考え方を深く知るための質問が中心です。

「志望動機を教えてください」 — 志望校の具体的な特色(部活動、カリキュラム、進学実績など)と自分の目標を結びつけて回答しましょう。

「中学で最も印象に残っていることは?」 — 成功体験だけでなく、困難を乗り越えた経験を語ると、粘り強さや成長をアピールできます。

「将来の夢は何ですか?」 — 具体的な職業でなくても、興味のある分野と現在の努力をつなげて話せれば十分です。漠然と「まだ決まっていません」と答えるのではなく、「○○の分野に興味があり、高校で△△を学びながら考えていきたいです」と前向きな姿勢を見せましょう。

集団面接でよく聞かれる質問

集団面接では、全員に同じ質問が出されることが基本です。

「自己PRをお願いします」 — 30秒〜1分程度で自分の強みを1つに絞って伝えましょう。エピソードは短く印象的なものを選びます。

「最近気になったニュースは?」自分の意見を論理的に伝える力が問われます。ニュースの内容を簡潔に説明し、自分がなぜ関心を持ったかを述べましょう。

「高校に入学したら何をしたいですか?」 — 部活動・学業・学校行事のいずれかを軸に、具体的な目標を述べます。他の受験生と被っても、自分なりの理由を添えれば問題ありません。

面接当日の共通マナーと注意点

面接形式に関わらず、共通して押さえるべきマナーと注意点があります。面接での服装・身だしなみと合わせて確認しておきましょう。

PR
💻

e-Live(LIVE株式会社)

最先端を行くオンライン家庭教師サービス。楽しく勉強できるオンライン家庭教師。小学生・中学生・高校生対応。

詳しく見る
面接当日の共通マナーと注意点 - illustration for 高校受験の集団面接と個人面接の違いと対策法
面接当日の共通マナーと注意点 - illustration for 高校受験の集団面接と個人面接の違いと対策法

入退室の基本マナー

面接室に入るときはドアを2回ノックし、「どうぞ」と言われてから「失礼します」と言って入室します。椅子の横に立ち、「お座りください」と言われてから着席しましょう。座るときは背もたれに寄りかからず、背筋を伸ばして手をひざの上に置きます。退室時は「ありがとうございました」と述べ、お辞儀をしてから退出します。

言葉遣いの注意点

敬語(です・ます調)を基本とし、「ら」抜き言葉(食べれる→食べられる)や「い」抜き言葉(走ってる→走っている)に注意しましょう。「うちの親」ではなく「私の両親」、「担任」ではなく「担任の先生」など、丁寧な表現を心がけることが大切です。

控え室での過ごし方

意外と見落としがちですが、面接は控え室での態度から評価が始まっています。控え室では静かに座って待ち、スマートフォンの電源は必ず切っておきましょう。他の受験生と大声で話したり、落ち着きのない行動を取ったりすると、面接前にマイナスの印象を与えてしまいます。

2025年度の公立高校入試では、北海道・東京都・愛知県・福岡県など21の都道府県で全ての高校・選抜において面接が実施されています。面接対策は多くの受験生にとって避けて通れない課題です。

グループ討論(グループディスカッション)との違い

集団面接と混同されやすいのがグループディスカッションです。グループ討論は5人前後の受験生がテーマについて自由に意見を交わす形式で、主に推薦入試で採用されています。

集団面接が「面接官の質問に順番に答える」形式であるのに対し、グループ討論は「受験生同士で議論を進める」形式という点が大きな違いです。グループ討論では、リーダーシップ・傾聴力・論理的思考力・意見をまとめる力など、より高度なコミュニケーション能力が問われます。

比較項目集団面接グループ討論
形式面接官の質問に順番に回答テーマについて受験生同士で議論
実施場面一般入試・推薦入試主に推薦入試
評価ポイント回答の質・態度・協調性議論への貢献・論理性・傾聴力
準備のコツ定番質問の回答準備時事問題の知識・議論の型の練習

推薦入試の面接対策では、グループ討論の出題頻度も高まっているため、推薦入試を受ける予定がある場合は別途対策が必要です。

まとめ

高校受験の面接は、個人面接と集団面接でそれぞれ異なるスキルが求められます。個人面接では自分の考えを深く掘り下げて伝える力が、集団面接では簡潔にまとめて伝える力と他者への配慮が重要です。

まずは志望校の面接形式を確認し、それに合わせた対策を早めに始めましょう。どちらの形式でも共通して言えるのは、「回答の丸暗記ではなく、自分の言葉で話す力」を身につけることが合格への近道だということです。模擬面接を繰り返し、本番で落ち着いて自分の魅力を伝えられるよう準備を進めてください。

面接・小論文・作文対策の総合ガイドも合わせて確認し、万全の体制で面接本番に臨みましょう。

この記事について:当サイトの記事は、教育分野に精通した編集チームが、信頼できる情報源に基づいて作成・レビューしています。記事の内容は定期的に見直し、最新の情報に更新しています。詳しくは編集ポリシーをご覧ください。誤りや改善点がございましたら、お問い合わせからご連絡ください。

関連記事

高校受験の面接でよくある失敗5選 - illustration for 高校受験の面接・作文でよくある失敗と改善法

高校受験の面接・作文でよくある失敗と改善法

高校受験では筆記試験だけでなく、面接や作文・小論文が合否を左右する重要な要素になっています。特に推薦入試や一部の公立高校入試では、面接と作文の配点が高く設定されていることも珍しくありません。しかし多くの受験生が「何を準備すればいいか分からない」「練習したのに本番でうまくいかなかった」と悩んでいます。本記事では、高校受験の面接・小論文・作文対策におけるよくある失敗パターンを徹底分析し、それぞれの具体

続きを読む →
高校入試の小論文で出題される頻出テーマ一覧 - illustration for 高校受験の小論文の頻出テーマと対策まとめ

高校受験の小論文の頻出テーマと対策まとめ

高校受験の小論文では、社会問題や身近な話題について自分の意見を論理的に述べる力が求められます。しかし、「どんなテーマが出るかわからない」「何を書けばいいのかわからない」と不安を感じる受験生も多いのではないでしょうか。実は小論文には出題されやすい頻出テーマがあり、それらを事前に把握して対策しておくことで、本番でも落ち着いて書くことができます。この記事では、高校入試の小論文で特に出題頻度の高いテーマを

続きを読む →
面接官が最も重視する「第一印象」の作り方 - illustration for 高校受験の面接の採点基準と評価ポイント

高校受験の面接の採点基準と評価ポイント

高校受験の面接では、「何を答えるか」よりも「どう答えるか」が重視されていることをご存じでしょうか。実際に公立高校の先生方からは、回答の内容よりも挨拶や所作、話し方が採点の中心になっているという声が多く聞かれます。この記事では、面接官がどのような基準で採点しているのか、そして高評価を得るために受験生が準備すべきポイントを徹底的に解説します。

続きを読む →
面接でよく聞かれる質問8選と回答のポイント - illustration for 高校受験の推薦入試の面接対策と合格のコツ

高校受験の推薦入試の面接対策と合格のコツ

高校受験の推薦入試において、面接は合否を左右する最も重要な試験のひとつです。都立高校の推薦入試では、内申(調査書)が400~500点、作文・小論文が200~300点、面接・グループ討論などが200~300点という配点構成になっており、面接対策をしっかり行うことが合格への近道となります。この記事では、推薦入試の面接でよく聞かれる質問とその回答のコツ、マナー・服装・自己PRのポイントまで、合格に必要な

続きを読む →
面接前日・当日朝にやるべきリラックス法 - illustration for 高校受験の面接で緊張しないための実践テクニック

高校受験の面接で緊張しないための実践テクニック

高校受験の面接を控えている受験生の多くが「緊張して頭が真っ白になったらどうしよう」「言葉が出てこなくなったら…」と不安を抱えています。実は、面接で適度な緊張を感じることは自然なことであり、完全に緊張を消す必要はありません。大切なのは、緊張を味方につけて自分の力を最大限に発揮するテクニックを身につけることです。

続きを読む →
グループディスカッションの3つの役割と選び方 - illustration for 高校受験のグループディスカッション対策と役割分担

高校受験のグループディスカッション対策と役割分担

高校受験の推薦入試において、グループディスカッション(集団討論)は重要な選考方法のひとつです。2025年度入試では都立高校10校が集団討論を実施しており、日比谷高校や西高校などの難関校でも採用されています。

続きを読む →