中学受験の算数攻略法|偏差値アップの科目別勉強法
中学受験において、算数は最も合否を左右する科目です。配点が高く、得意・不得意の差が大きく出るため、算数を制する者が中学受験を制すると言っても過言ではありません。

中学受験の算数攻略法|偏差値アップの科目別勉強法を完全解説
中学受験において、算数は最も合否を左右する科目です。配点が高く、得意・不得意の差が大きく出るため、算数を制する者が中学受験を制すると言っても過言ではありません。
しかし、算数の偏差値を上げるには正しい勉強法で取り組むことが不可欠です。やみくもに問題を解くだけでは伸びません。本記事では、中学受験算数の頻出分野・効果的な勉強法・偏差値帯別の対策を包括的に解説します。
中学受験の算数が重要な理由
中学受験において算数が特別に重要視される理由を整理します。
| 理由 | 詳細 |
|---|---|
| 配点が高い | 多くの学校で国語と同じ最高配点(100〜150点) |
| 差がつきやすい | 得意な子と苦手な子で50点以上の差がつくことも |
| 小学校との乖離が大きい | 学校では習わない特殊算・応用問題が多数出題 |
| 論理的思考力を測る | 暗記だけでは対応できない思考力が求められる |
| 他教科への影響 | 理科の計算問題にも算数の力が必要 |
算数は4教科の中で最も伸びしろが大きい科目でもあります。正しい方法で取り組めば、偏差値を20以上アップさせることも可能です。
中学受験の全体像については「中学受験入門ガイド|始め方から合格までの完全ロードマップ」をご覧ください。
算数の頻出分野と苦手単元TOP5
中学受験算数で特に頻出かつ苦手な子が多い分野を把握しましょう。
| 順位 | 苦手単元 | 出題頻度 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 図形(面積・体積・相似) | ★★★★★ | 高 |
| 2位 | 割合と比 | ★★★★★ | 高 |
| 3位 | 速さ | ★★★★☆ | 高 |
| 4位 | 特殊算(つるかめ算・旅人算等) | ★★★★☆ | 中〜高 |
| 5位 | 場合の数・規則性 | ★★★☆☆ | 中〜高 |
図形・割合・比・速さ・特殊算が苦手単元のトップ5です。これらの単元を確実に得点できるようになれば、偏差値は大きく伸びます。
各分野の詳しい対策については、以下の関連記事で解説しています:
偏差値帯別の算数勉強法
お子さんの現在の偏差値帯に合わせた勉強法を実践しましょう。

偏差値40台:基礎力の徹底
- 計算力の強化が最優先(毎日5分の計算ドリル)
- テキストの基本問題を完璧にする
- 解けなかった問題は解説を見て必ず解き直す
- 分数・小数の計算を正確にできるようにする
偏差値50台:応用力への橋渡し
- 基本問題に加え練習問題レベルに挑戦
- 偏差値50と60の差は「思考の再現力」
- 解答を見て理解した問題を自力で再現する練習
- 図を描く習慣をつける(文章題は必ず図に起こす)
偏差値60以上:難問への対応力
- 応用問題・難問を中心に演習
- 複数の解法アプローチを学ぶ
- 志望校の過去問演習で出題パターンを把握
- 時間を計って解く実戦練習を重ねる
計算力を確実に伸ばす方法
計算力は算数の最も基礎となる力であり、計算が遅い・不正確だと全ての分野に悪影響を及ぼします。
計算力強化の鉄則
| 方法 | 具体例 | 効果 |
|---|---|---|
| 毎日続ける | 1日5分・3問でもOK | 習慣化で基礎が盤石に |
| 時間を計る | ストップウォッチで計測 | スピードアップ |
| 暗算力を鍛える | 2桁×1桁の暗算 | 処理速度向上 |
| 計算の工夫 | 分配法則・逆算の活用 | 効率的な解法 |
| 間違いの分析 | 計算ミスのパターンを把握 | ケアレスミス防止 |
大量に一度にやるよりも、少量を毎日続けることが計算力向上の最大のコツです。
ケアレスミス対策の詳細は「中学受験算数のケアレスミスを防ぐ対策」をご覧ください。
文章題・特殊算の攻略ポイント
文章題や特殊算が苦手な子は多いですが、解法パターンを身につければ確実に得点できるようになります。

文章題を解くための3ステップ
- 問題文を読み、何を求められているか確認する
- 図(線分図・面積図・ベン図など)に整理する
- 式を立てて計算する
文章題は線分図やベン図で可視化することが解法の鍵です。「図を描く」習慣があるかないかで、正答率が大きく変わります。
特殊算の主な種類
| 特殊算 | 考え方 | 頻出度 |
|---|---|---|
| つるかめ算 | 仮定→差を計算 | ★★★★★ |
| 旅人算 | 速さの和・差を活用 | ★★★★☆ |
| 仕事算 | 1日あたりの仕事量 | ★★★☆☆ |
| 濃度算 | てんびん図で整理 | ★★★★☆ |
| 年齢算 | 差は変わらない性質 | ★★★☆☆ |
| ニュートン算 | 増減の差に着目 | ★★☆☆☆ |
| 植木算 | 両端を含むか含まないか | ★★★☆☆ |
特殊算の詳しい解法は「中学受験算数の特殊算の種類と解法まとめ」で解説しています。
効果的な家庭学習のポイント
塾の授業だけでは不十分です。家庭学習の質が偏差値アップの鍵を握ります。
家庭学習の黄金ルール
- 塾の復習を最優先にする(予習より復習が大事)
- 間違えた問題の解き直しを必ず行う(×問題ノートを作る)
- 1日の学習量を決めて毎日継続する
- 親が一緒に考える時間を作る(特に低学年)
- 苦手分野から逃げない(得意分野ばかりやらない)
学年別の学習時間目安
| 学年 | 算数の家庭学習時間(1日) | 主な学習内容 |
|---|---|---|
| 4年生 | 30分〜1時間 | 基礎計算・基本問題の反復 |
| 5年生 | 1〜1.5時間 | 応用問題・特殊算の習得 |
| 6年生 | 1.5〜2時間 | 過去問演習・弱点補強 |
家庭学習の詳細は「中学受験算数の家庭学習の効果的な進め方」をご確認ください。
まとめ:算数攻略の3つの柱
中学受験の算数を攻略するためには、以下の3つの柱を意識して学習を進めましょう。
算数攻略の3つの柱:
- 計算力 — 毎日の積み重ねで基礎を盤石にする
- 解法パターン — 頻出分野の典型問題を繰り返し練習する
- 思考力 — 図を描き、論理的に考える習慣をつける
算数は正しい方法で取り組めば必ず伸びる科目です。お子さんの現在の偏差値に合わせた勉強法を実践し、一歩ずつ確実にレベルアップしていきましょう。
偏差値の見方については「中学受験の偏差値とは?正しい見方と活用法」で解説しています。また、学力レベルの目安は「中学受験に必要な学力レベルと到達目標」をご参照ください。