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中学受験の国語攻略法|読解力と記述力を伸ばす勉強法

中学受験国語の詩・短歌・俳句の対策と鑑賞法

公開日:2026年2月22日更新日:2026年2月23日
中学受験での詩・短歌・俳句の出題傾向 - illustration for 中学受験国語の詩・短歌・俳句の対策と鑑賞法

中学受験の国語で詩・短歌・俳句は他の受験生と差がつく穴場分野です。塾で扱う時間が少ないため対策が不十分な受験生が多い一方、難関校を中心に出題が増加傾向にあります。

中学受験国語の詩・短歌・俳句の対策と鑑賞法|表現技法と季語を完全攻略

中学受験の国語で詩・短歌・俳句は他の受験生と差がつく穴場分野です。塾で扱う時間が少ないため対策が不十分な受験生が多い一方、難関校を中心に出題が増加傾向にあります。

本記事では、中学受験の国語攻略法の中でも特に詩・短歌・俳句の対策と鑑賞法について、表現技法と季語を中心に詳しく解説します。

中学受験での詩・短歌・俳句の出題傾向

出題が増えている理由

近年、思考力・表現力を重視する入試改革の流れから、詩や韻文の読解が重視されるようになっています。特に灘中学校は毎年俳句の出題があることで有名です。

中学受験での詩・短歌・俳句の出題傾向 - illustration for 中学受験国語の詩・短歌・俳句の対策と鑑賞法
中学受験での詩・短歌・俳句の出題傾向 - illustration for 中学受験国語の詩・短歌・俳句の対策と鑑賞法
出題形式具体例出題校例
季語の特定俳句から季語を抜き出し季節を答える大妻中学
季節の判別複数の俳句を季節順に並べる慶應中等部
表現技法の判別使われている技法を選択肢から選ぶ多数の学校
心情の読み取り詩に込められた作者の気持ちを説明難関校全般
鑑賞文の記述短歌・俳句の味わいを記述する上位校

配点は小さいが確実な得点源

詩・短歌・俳句の配点は全体の5〜10%程度ですが、知識問題として出題されることが多く、対策すれば確実に得点できる分野です。

詩の基礎知識と分類

詩の3つの分類

分類基準種類特徴
内容による分類叙情詩作者の感情や心情を表現
叙景詩風景や自然の様子を描写
叙事詩出来事やストーリーを語る
形式による分類定型詩決まった音数やリズムがある
自由詩形式にとらわれない
散文詩散文のような形で書かれた詩
言葉による分類口語詩現代の話し言葉で書かれた詩
文語詩古い言葉遣いで書かれた詩

詩の鑑賞で注目すべきポイント

詩を読むときは「どんな言葉が使われているか」「どんな気持ちが込められているか」に注目することが大切です。

表現技法6種を完全マスター

中学受験で必須の6つの表現技法

詩の表現技法は6種類を確実に覚えましょう。

表現技法6種を完全マスター - illustration for 中学受験国語の詩・短歌・俳句の対策と鑑賞法
表現技法6種を完全マスター - illustration for 中学受験国語の詩・短歌・俳句の対策と鑑賞法
表現技法定義効果
直喩(ちょくゆ)「〜のような」「〜みたいな」でたとえるイメージを具体的にする「雪のように白い肌」
隠喩(いんゆ)たとえの言葉を使わずにたとえる印象を強める「彼女は太陽だ」
擬人法人間でないものを人間のように表現親しみや生き生きとした印象「風がささやく」
反復法同じ言葉や表現を繰り返すリズムと強調の効果「走れ走れ走れ」
対句法似た構造の文を対にする対比の効果・リズム感「山は高く、谷は深い」
体言止め文の最後を名詞で終える余韻を持たせる・強調「あの日の夕焼け。」
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倒置法も押さえておこう

通常の語順を入れ替える倒置法(例:「美しい、この花は」)も頻出です。強調と印象づけの効果があります。

表現技法の見つけ方

表現技法を見つけるコツは、「普通の文とどこが違うか」を考えることです。

  • 「〜のような」「〜みたいな」があれば → 直喩
  • 人間でないものが人間の行動をしていれば → 擬人法
  • 同じ言葉が繰り返されていれば → 反復法
  • 文が名詞で終わっていれば → 体言止め

俳句の基礎と季語の攻略

俳句の基本ルール

俳句は五・七・五の17音で構成される世界最短の詩です。

俳句の基礎と季語の攻略 - illustration for 中学受験国語の詩・短歌・俳句の対策と鑑賞法
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要素内容ポイント
音数五・七・五(17音)字余り・字足らずもある
季語季節を表す言葉必ず1つ含む
切れ字「や」「かな」「けり」感動や余韻を表す

季語の分類と覚え方

季語は旧暦に基づいているため、現在の感覚とずれることに注意しましょう。

季節旧暦の月新暦の目安代表的な季語
1〜3月2〜4月頃桜、菜の花、蛙、雛祭り、春風
4〜6月5〜7月頃蝉、向日葵、夕立、花火、すいか
7〜9月8〜10月頃月、紅葉、柿、虫の声、秋風
10〜12月11〜1月頃雪、霜、枯れ野、こたつ、年の暮れ

間違えやすい季語

季語正しい季節間違えやすい理由
朝顔夏のイメージがあるが旧暦では秋
七夕7月のイベントだが旧暦では秋
五月雨5月は春のイメージだが梅雨時期
小春日和「春」の字があるが初冬の穏やかな天気

短歌の基礎と鑑賞法

短歌の基本構造

短歌は五・七・五・七・七の31音で構成されます。

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部分音数役割
上の句五・七・五情景や状況を描写
下の句七・七心情や感想を表現

句切れの見分け方

句切れは短歌の出題で頻出です。

  • 初句切れ:最初の五音の後に意味の切れ目
  • 二句切れ:七音の後に切れ目
  • 三句切れ:上の句の五音の後に切れ目
  • 句切れなし:全体が一つの流れ

覚えておくべき有名な短歌・俳句

作者作品季節
松尾芭蕉古池や蛙飛び込む水の音
松尾芭蕉閑さや岩にしみ入る蝉の声
小林一茶やせ蛙負けるな一茶これにあり
与謝蕪村菜の花や月は東に日は西に
正岡子規柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺

詩・短歌・俳句の問題の解き方

設問タイプ別攻略法

設問タイプ解き方のコツ
季語を答える自然や行事に関する言葉を探す
季節を答える季語から旧暦の季節を判断する
表現技法を答える6つの技法のどれに当てはまるか確認
心情を答える使われている言葉の印象(プラス/マイナス)を判断
鑑賞文を書く技法の効果+作者の心情をセットで説明

鑑賞文の書き方テンプレート

記述問題で鑑賞文を求められた場合は、以下のテンプレートを活用しましょう。

```

この[詩/短歌/俳句]では、[表現技法]が使われており、

[具体的な効果]を生み出している。

作者は[情景/状況]を通して、[心情/メッセージ]を

表現していると考えられる。

```

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効果的な学習法とおすすめ教材

学習のステップ

  1. 表現技法6種を正確に覚える
  2. 季語と季節の対応暗記する
  3. 有名な俳句・短歌を20首以上覚える
  4. 過去問で実際の出題パターンに慣れる
  5. 鑑賞文の記述練習をする

おすすめ教材

教材レベル特徴
『でる順 詩・短歌・俳句』基礎出題頻度順で効率的
『ちびまる子ちゃんの俳句教室』基礎マンガで楽しく学べる
『入試に出る俳句・短歌100選』標準入試頻出作品を網羅

よくある質問(FAQ)

Q. 詩・短歌・俳句は暗記すべきですか?

A. 有名な作品20〜30首は暗記しておくと有利です。特に灘中など難関校を受験する場合は必須です。日々1首ずつ覚えれば負担なく進められます。

Q. 季語と季節の対応が覚えられません。

A. 「春→植物の芽生え」「夏→暑さと虫」「秋→実りと月」「冬→寒さと雪」というイメージで大まかに分類し、例外を個別に覚えましょう。

Q. 表現技法の問題で間違えやすいのはどれですか?

A. 直喩と隠喩の区別が最も間違えやすいです。「〜のような」「〜みたいな」があれば直喩、なければ隠喩と覚えましょう。語彙力を強化することも大切です。

Q. 詩の鑑賞文はどう書けばいいですか?

A. 「表現技法+その効果+作者の心情」の3要素を盛り込みましょう。記述問題の基本と同じフレームワークが使えます。

まとめ

詩・短歌・俳句は表現技法6種の理解季語と季節の対応暗記有名作品の暗唱の3つを押さえれば、確実な得点源になります。塾で扱う時間が少ない分、自主学習で対策した受験生は大きなアドバンテージを得られます。

国語全体の攻略と合わせて、この分野もしっかり対策しておきましょう。

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