中学受験国語の文法・敬語・ことわざの対策

中学受験の国語で「知識問題」と呼ばれる文法・敬語・ことわざ・慣用句・四字熟語の分野は、正しく覚えれば確実に得点できる貴重な分野です。読解問題とは異なり、知識があるかないかで明確に差がつくため、対策の効果が目に見えやすいのが特徴です。この記事では、中学受験で頻出の知識問題を分野別に整理し、効率的な学習法と実践的な対策を徹底解説します。知識問題を得点源に変えて、国語の偏差値アップを実現しましょう。
中学受験国語の文法・敬語・ことわざの対策|知識問題で確実に得点する方法
中学受験の国語で「知識問題」と呼ばれる文法・敬語・ことわざ・慣用句・四字熟語の分野は、正しく覚えれば確実に得点できる貴重な分野です。読解問題とは異なり、知識があるかないかで明確に差がつくため、対策の効果が目に見えやすいのが特徴です。この記事では、中学受験で頻出の知識問題を分野別に整理し、効率的な学習法と実践的な対策を徹底解説します。知識問題を得点源に変えて、国語の偏差値アップを実現しましょう。
中学受験の知識問題が重要な理由と出題傾向
まず、なぜ知識問題の対策が重要なのかを理解しましょう。入試における知識問題の位置づけを知ることで、学習のモチベーションも上がります。
知識問題は確実な得点源になる
中学受験の国語は大きく「読解問題」と「知識問題」に分かれます。読解問題は文章の理解力が問われるため実力差が出やすいですが、知識問題は覚えていれば必ず正解できるという特徴があります。入試全体で10〜20点分の配点があることも多く、ここを落とさないことが合格への近道です。
主な出題分野と配点の目安
| 出題分野 | 主な出題形式 | 配点の目安 | 対策の難易度 |
|---|---|---|---|
| 漢字の読み書き | 書き取り・読み | 10〜15点 | やさしい |
| 慣用句 | 穴埋め・意味選択 | 3〜5点 | ふつう |
| ことわざ | 穴埋め・意味選択 | 2〜4点 | ふつう |
| 四字熟語 | 穴埋め・意味選択 | 2〜4点 | ふつう |
| 敬語 | 変換・正誤判定 | 2〜4点 | やや難しい |
| 文法(品詞・助詞) | 選択・識別 | 2〜3点 | やや難しい |
これらを合わせると、知識問題だけで入試全体の20〜30%を占めることもあります。漢字・語彙の学習と合わせて、体系的に対策しましょう。
文法の重要ポイントと効果的な学習法
文法問題は、品詞の識別や助詞の使い方が中心に出題されます。丸暗記ではなく、仕組みを理解することで応用が利くようになります。

品詞の基本を押さえる
日本語の品詞は以下のように分類されます。中学受験で特に重要なものを中心に覚えましょう。
| 品詞 | 特徴 | 例 | 入試での重要度 |
|---|---|---|---|
| 名詞 | 物や事の名前を表す | 花、学校、勉強 | ★★★ |
| 動詞 | 動作や状態を表す | 走る、食べる | ★★★ |
| 形容詞 | 性質や状態を表す(〜い) | 美しい、大きい | ★★★ |
| 形容動詞 | 性質や状態を表す(〜だ) | 静かだ、元気だ | ★★☆ |
| 副詞 | 用言を修飾する | とても、ゆっくり | ★★☆ |
| 接続詞 | 文と文をつなぐ | しかし、だから | ★★★ |
| 助詞 | 言葉の関係を示す | は、が、を、に | ★★★ |
| 助動詞 | 意味を添える | れる・られる、ない | ★★☆ |
助詞の使い分けをマスターする
助詞は文法問題で最も出題されやすい分野です。特に「は」と「が」の違い、格助詞(が・の・を・に・へ・と・で・から・より・まで)の使い分けが重要です。主語を示す助詞(は・が・も・こそ・さえ・しか・だけ・でも)を正確に理解すると、文の構造を素早く把握できるようになり、読解問題にも好影響を与えます。
接続詞の種類と働きを覚える
接続詞は文法問題としても読解問題としても頻出です。以下の6種類を確実に覚えましょう。
- 順接:だから、そのため、したがって → 原因と結果をつなぐ
- 逆接:しかし、けれども、ところが → 予想に反する内容をつなぐ
- 添加:そして、また、さらに → 内容を付け加える
- 対比:一方、反対に、それに対して → 対照的な内容をつなぐ
- 転換:さて、ところで、それでは → 話題を変える
- 説明:つまり、すなわち、たとえば → 言い換え・具体例を示す
敬語の完全攻略法
敬語は中学受験の国語で独立した出題分野として扱われることが多く、正確な知識が求められます。入試での敬語の出題パターンは主に3つあります。

敬語の3つの種類を正確に理解する
| 種類 | 働き | 変換例 | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| 尊敬語 | 相手の動作を高める | 言う→おっしゃる、食べる→召し上がる | 目上の人の動作を述べるとき |
| 謙譲語 | 自分の動作を低める | 言う→申す、食べる→いただく | 自分の動作を述べるとき |
| 丁寧語 | 聞き手への丁寧さ | 〜です、〜ます、〜ございます | 誰に対しても丁寧に話すとき |
入試で頻出の敬語変換一覧
以下は中学入試で特に出題されやすい敬語の変換です。
| 普通の言い方 | 尊敬語 | 謙譲語 |
|---|---|---|
| 言う | おっしゃる | 申す・申し上げる |
| 食べる | 召し上がる | いただく |
| 行く | いらっしゃる | 参る・伺う |
| 来る | いらっしゃる・おいでになる | 参る |
| 見る | ご覧になる | 拝見する |
| する | なさる | いたす |
| もらう | — | いただく・頂戴する |
| あげる | — | 差し上げる |
| 知る | ご存じ | 存じる・存じ上げる |
| いる | いらっしゃる | おる |
敬語問題の3つの出題パターン
入試で出題される敬語問題は以下の3パターンです。
- 穴埋め問題:文中の空欄に適切な敬語を入れる
- 変換問題:普通の言い方を尊敬語や謙譲語に変換する
- 正誤判定問題:文中の敬語の使い方が正しいかどうかを判断する
特に正誤判定問題では、尊敬語と謙譲語の混同(「先生が申されました」など)が狙われやすいので注意しましょう。
ことわざ・慣用句の効率的な覚え方
ことわざと慣用句は中学入試で頻出の知識分野です。特に慣用句は、ことわざ以上に出題頻度が高いことが知られています。

慣用句が頻出する理由
慣用句には体の部位を使った表現が多いため、読解問題の本文中に自然に登場しやすく、穴埋め問題や類語選択問題として出題しやすいという特徴があります。例えば「胸がつまる」「肩を落とす」「腕を磨く」などの表現は、物語文の読解の中でもよく登場します。
体の部位別・頻出慣用句一覧
| 体の部位 | 慣用句 | 意味 |
|---|---|---|
| 目 | 目を丸くする | とても驚くこと |
| 目 | 目から鱗が落ちる | あることがきっかけで急に理解が深まること |
| 耳 | 耳を疑う | 信じられないことを聞くこと |
| 口 | 口をそろえる | 皆が同じことを言うこと |
| 首 | 首を長くする | 楽しみにして待つこと |
| 肩 | 肩を落とす | がっかりすること |
| 胸 | 胸をなでおろす | 安心すること |
| 腕 | 腕を磨く | 技術を上達させること |
| 手 | 手を焼く | 扱いに困ること |
| 足 | 足を引っ張る | 他人の邪魔をすること |
ことわざの覚え方のコツ
ことわざは意味とセットで覚えることが大切です。効率的な学習法として、以下のアプローチがおすすめです。
- テーマ別にグループ分けする:努力系(石の上にも三年)、注意系(転ばぬ先の杖)など
- 対義・類義のペアで覚える:「急がば回れ」⇔「善は急げ」
- 日常会話で使ってみる:実際に使うことで記憶に定着する
四字熟語の攻略法と頻出リスト
四字熟語は中学入試で1〜2問出題されることが多く、知っていれば確実に得点できます。効率的に覚えるためのコツをお伝えします。

四字熟語の出題パターン
四字熟語の問題では、上の二字と下の二字が対義語関係にある言葉(「半信半疑」「左右対称」など)や、数字を含む言葉(「一刻千金」「五里霧中」など)が狙われやすいです。
頻出四字熟語トップ20
| 四字熟語 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 一石二鳥 | いっせきにちょう | 一つのことで二つの利益を得ること |
| 以心伝心 | いしんでんしん | 言葉なしに気持ちが通じ合うこと |
| 一期一会 | いちごいちえ | 一生に一度の出会いを大切にすること |
| 温故知新 | おんこちしん | 昔のことを学んで新しい知見を得ること |
| 起承転結 | きしょうてんけつ | 文章の構成の基本 |
| 試行錯誤 | しこうさくご | 失敗を繰り返しながら正解を見つけること |
| 自業自得 | じごうじとく | 自分の行いの結果を自分で受けること |
| 弱肉強食 | じゃくにくきょうしょく | 強い者が弱い者を支配すること |
| 針小棒大 | しんしょうぼうだい | 小さなことを大げさに言うこと |
| 大同小異 | だいどうしょうい | 大体同じで細かい点が違うこと |
| 朝令暮改 | ちょうれいぼかい | 命令がすぐに変わること |
| 適材適所 | てきざいてきしょ | 人をその能力に合った場所に配置すること |
| 半信半疑 | はんしんはんぎ | 半分信じ半分疑うこと |
| 付和雷同 | ふわらいどう | 自分の考えなく他に同調すること |
| 本末転倒 | ほんまつてんとう | 大事なことと些細なことを取り違えること |
| 無我夢中 | むがむちゅう | 我を忘れて熱中すること |
| 油断大敵 | ゆだんたいてき | 油断は最も危険な敵であること |
| 臨機応変 | りんきおうへん | 状況に応じて柔軟に対処すること |
| 切磋琢磨 | せっさたくま | 互いに励まし合って向上すること |
| 五里霧中 | ごりむちゅう | 方針が立たず迷っている状態 |
知識問題の効率的な学習スケジュール
知識問題は毎日少しずつ取り組むことが最も効果的です。以下のスケジュールを参考に、漢字学習と合わせて進めましょう。
週間学習計画の例
| 曜日 | 学習内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 月曜 | 慣用句10個(意味と例文) | 15分 |
| 火曜 | ことわざ10個(意味と使い方) | 15分 |
| 水曜 | 四字熟語10個(意味と読み) | 15分 |
| 木曜 | 敬語の変換練習 | 15分 |
| 金曜 | 文法問題(品詞・接続詞) | 15分 |
| 土曜 | 週間総復習テスト | 20分 |
| 日曜 | 間違い直しと次週の予習 | 15分 |
効果を高める学習のコツ
知識問題の学習では、以下のポイントを意識すると記憶に定着しやすくなります。
- 声に出して覚える:視覚と聴覚を同時に使うことで記憶力アップ
- カードを活用する:表に問題、裏に答えのフラッシュカードで隙間時間に復習
- 間違えた問題を記録する:間違いノートを作り、定期的に見直す
- 実際の入試問題で演習する:おすすめ問題集を活用して実践力を養う
まとめ:知識問題は最も効率よく点数が伸びる分野
文法・敬語・ことわざ・慣用句・四字熟語の知識問題は、中学受験の国語において最も効率よく得点を伸ばせる分野です。読解問題は成果が表れるまでに時間がかかりますが、知識問題は覚えた分だけ確実に点数に反映されます。
効果的な対策のポイントをまとめます。
- 文法:品詞の分類と助詞・接続詞の働きを理解する
- 敬語:尊敬語・謙譲語・丁寧語の変換表を確実に覚える
- 慣用句:体の部位別にグループ分けして効率的に暗記する
- ことわざ:対義・類義のペアで覚えて定着率を上げる
- 四字熟語:頻出リストを中心に、意味と読みをセットで覚える
- 毎日15分の継続学習:短時間でも毎日取り組むことが最大のコツ
知識問題で安定した得点を取れるようになれば、国語全体の成績向上に大きく貢献します。読解力と知識力の両輪で、国語を得意科目に変えていきましょう。
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