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中学受験の国語攻略法|読解力と記述力を伸ばす勉強法

中学受験国語の文法・敬語・ことわざの対策

公開日:2026年2月22日更新日:2026年2月23日
文法の重要ポイントと効果的な学習法 - illustration for 中学受験国語の文法・敬語・ことわざの対策

中学受験の国語で「知識問題」と呼ばれる文法・敬語・ことわざ・慣用句・四字熟語の分野は、正しく覚えれば確実に得点できる貴重な分野です。読解問題とは異なり、知識があるかないかで明確に差がつくため、対策の効果が目に見えやすいのが特徴です。この記事では、中学受験で頻出の知識問題を分野別に整理し、効率的な学習法と実践的な対策を徹底解説します。知識問題を得点源に変えて、国語の偏差値アップを実現しましょう。

中学受験国語の文法・敬語・ことわざの対策|知識問題で確実に得点する方法

中学受験の国語で「知識問題」と呼ばれる文法・敬語・ことわざ・慣用句・四字熟語の分野は、正しく覚えれば確実に得点できる貴重な分野です。読解問題とは異なり、知識があるかないかで明確に差がつくため、対策の効果が目に見えやすいのが特徴です。この記事では、中学受験で頻出の知識問題を分野別に整理し、効率的な学習法と実践的な対策を徹底解説します。知識問題を得点源に変えて、国語の偏差値アップを実現しましょう。

中学受験の知識問題が重要な理由と出題傾向

まず、なぜ知識問題の対策が重要なのかを理解しましょう。入試における知識問題の位置づけを知ることで、学習モチベーションも上がります。

知識問題は確実な得点源になる

中学受験の国語は大きく「読解問題」と「知識問題」に分かれます。読解問題は文章の理解力が問われるため実力差が出やすいですが、知識問題は覚えていれば必ず正解できるという特徴があります。入試全体で10〜20点分の配点があることも多く、ここを落とさないことが合格への近道です。

主な出題分野と配点の目安

出題分野主な出題形式配点の目安対策の難易度
漢字の読み書き書き取り・読み10〜15点やさしい
慣用句穴埋め・意味選択3〜5点ふつう
ことわざ穴埋め・意味選択2〜4点ふつう
四字熟語穴埋め・意味選択2〜4点ふつう
敬語変換・正誤判定2〜4点やや難しい
文法(品詞・助詞)選択・識別2〜3点やや難しい

これらを合わせると、知識問題だけで入試全体の20〜30%を占めることもあります。漢字・語彙の学習と合わせて、体系的に対策しましょう。

文法の重要ポイントと効果的な学習法

文法問題は、品詞の識別や助詞の使い方が中心に出題されます。丸暗記ではなく、仕組みを理解することで応用が利くようになります。

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品詞の基本を押さえる

日本語の品詞は以下のように分類されます。中学受験で特に重要なものを中心に覚えましょう。

品詞特徴入試での重要度
名詞物や事の名前を表す花、学校、勉強★★★
動詞動作や状態を表す走る、食べる★★★
形容詞性質や状態を表す(〜い)美しい、大きい★★★
形容動詞性質や状態を表す(〜だ)静かだ、元気だ★★☆
副詞用言を修飾するとても、ゆっくり★★☆
接続詞文と文をつなぐしかし、だから★★★
助詞言葉の関係を示すは、が、を、に★★★
助動詞意味を添えるれる・られる、ない★★☆

助詞の使い分けをマスターする

助詞は文法問題で最も出題されやすい分野です。特に「は」と「が」の違い、格助詞(が・の・を・に・へ・と・で・から・より・まで)の使い分けが重要です。主語を示す助詞(は・が・も・こそ・さえ・しか・だけ・でも)を正確に理解すると、文の構造を素早く把握できるようになり、読解問題にも好影響を与えます。

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接続詞の種類と働きを覚える

接続詞は文法問題としても読解問題としても頻出です。以下の6種類を確実に覚えましょう。

  1. 順接:だから、そのため、したがって → 原因と結果をつなぐ
  2. 逆接:しかし、けれども、ところが → 予想に反する内容をつなぐ
  3. 添加:そして、また、さらに → 内容を付け加える
  4. 対比:一方、反対に、それに対して → 対照的な内容をつなぐ
  5. 転換:さて、ところで、それでは → 話題を変える
  6. 説明:つまり、すなわち、たとえば → 言い換え・具体例を示す

敬語の完全攻略法

敬語は中学受験の国語で独立した出題分野として扱われることが多く、正確な知識が求められます。入試での敬語の出題パターンは主に3つあります。

敬語の完全攻略法 - illustration for 中学受験国語の文法・敬語・ことわざの対策
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敬語の3つの種類を正確に理解する

種類働き変換例使う場面
尊敬語相手の動作を高める言う→おっしゃる、食べる→召し上がる目上の人の動作を述べるとき
謙譲語自分の動作を低める言う→申す、食べる→いただく自分の動作を述べるとき
丁寧語聞き手への丁寧さ〜です、〜ます、〜ございます誰に対しても丁寧に話すとき

入試で頻出の敬語変換一覧

以下は中学入試で特に出題されやすい敬語の変換です。

普通の言い方尊敬語謙譲語
言うおっしゃる申す・申し上げる
食べる召し上がるいただく
行くいらっしゃる参る・伺う
来るいらっしゃる・おいでになる参る
見るご覧になる拝見する
するなさるいたす
もらういただく・頂戴する
あげる差し上げる
知るご存じ存じる・存じ上げる
いるいらっしゃるおる

敬語問題の3つの出題パターン

入試で出題される敬語問題は以下の3パターンです。

  1. 穴埋め問題:文中の空欄に適切な敬語を入れる
  2. 変換問題:普通の言い方を尊敬語や謙譲語に変換する
  3. 正誤判定問題:文中の敬語の使い方が正しいかどうかを判断する

特に正誤判定問題では、尊敬語と謙譲語の混同(「先生が申されました」など)が狙われやすいので注意しましょう。

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ことわざ・慣用句の効率的な覚え方

ことわざと慣用句は中学入試で頻出の知識分野です。特に慣用句は、ことわざ以上に出題頻度が高いことが知られています。

ことわざ・慣用句の効率的な覚え方 - illustration for 中学受験国語の文法・敬語・ことわざの対策
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慣用句が頻出する理由

慣用句には体の部位を使った表現が多いため、読解問題の本文中に自然に登場しやすく、穴埋め問題や類語選択問題として出題しやすいという特徴があります。例えば「胸がつまる」「肩を落とす」「腕を磨く」などの表現は、物語文の読解の中でもよく登場します。

体の部位別・頻出慣用句一覧

体の部位慣用句意味
目を丸くするとても驚くこと
目から鱗が落ちるあることがきっかけで急に理解が深まること
耳を疑う信じられないことを聞くこと
口をそろえる皆が同じことを言うこと
首を長くする楽しみにして待つこと
肩を落とすがっかりすること
胸をなでおろす安心すること
腕を磨く技術を上達させること
手を焼く扱いに困ること
足を引っ張る他人の邪魔をすること

ことわざの覚え方のコツ

ことわざは意味とセットで覚えることが大切です。効率的な学習法として、以下のアプローチがおすすめです。

  1. テーマ別にグループ分けする:努力系(石の上にも三年)、注意系(転ばぬ先の杖)など
  2. 対義・類義のペアで覚える:「急がば回れ」⇔「善は急げ」
  3. 日常会話で使ってみる:実際に使うことで記憶に定着する

四字熟語の攻略法と頻出リスト

四字熟語は中学入試で1〜2問出題されることが多く、知っていれば確実に得点できます。効率的に覚えるためのコツをお伝えします。

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四字熟語の出題パターン

四字熟語の問題では、上の二字と下の二字が対義語関係にある言葉(「半信半疑」「左右対称」など)や、数字を含む言葉(「一刻千金」「五里霧中」など)が狙われやすいです。

頻出四字熟語トップ20

四字熟語読み意味
一石二鳥いっせきにちょう一つのことで二つの利益を得ること
以心伝心いしんでんしん言葉なしに気持ちが通じ合うこと
一期一会いちごいちえ一生に一度の出会いを大切にすること
温故知新おんこちしん昔のことを学んで新しい知見を得ること
起承転結きしょうてんけつ文章の構成の基本
試行錯誤しこうさくご失敗を繰り返しながら正解を見つけること
自業自得じごうじとく自分の行いの結果を自分で受けること
弱肉強食じゃくにくきょうしょく強い者が弱い者を支配すること
針小棒大しんしょうぼうだい小さなことを大げさに言うこと
大同小異だいどうしょうい大体同じで細かい点が違うこと
朝令暮改ちょうれいぼかい命令がすぐに変わること
適材適所てきざいてきしょ人をその能力に合った場所に配置すること
半信半疑はんしんはんぎ半分信じ半分疑うこと
付和雷同ふわらいどう自分の考えなく他に同調すること
本末転倒ほんまつてんとう大事なことと些細なことを取り違えること
無我夢中むがむちゅう我を忘れて熱中すること
油断大敵ゆだんたいてき油断は最も危険な敵であること
臨機応変りんきおうへん状況に応じて柔軟に対処すること
切磋琢磨せっさたくま互いに励まし合って向上すること
五里霧中ごりむちゅう方針が立たず迷っている状態
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知識問題の効率的な学習スケジュール

知識問題は毎日少しずつ取り組むことが最も効果的です。以下のスケジュールを参考に、漢字学習と合わせて進めましょう。

週間学習計画の例

曜日学習内容所要時間
月曜慣用句10個(意味と例文)15分
火曜ことわざ10個(意味と使い方)15分
水曜四字熟語10個(意味と読み)15分
木曜敬語の変換練習15分
金曜文法問題(品詞・接続詞)15分
土曜週間総復習テスト20分
日曜間違い直しと次週の予習15分

効果を高める学習のコツ

知識問題の学習では、以下のポイントを意識すると記憶に定着しやすくなります。

  • 声に出して覚える:視覚と聴覚を同時に使うことで記憶力アップ
  • カードを活用する:表に問題、裏に答えのフラッシュカードで隙間時間に復習
  • 間違えた問題を記録する:間違いノートを作り、定期的に見直す
  • 実際の入試問題で演習するおすすめ問題集を活用して実践力を養う

まとめ:知識問題は最も効率よく点数が伸びる分野

文法・敬語・ことわざ・慣用句・四字熟語の知識問題は、中学受験の国語において最も効率よく得点を伸ばせる分野です。読解問題は成果が表れるまでに時間がかかりますが、知識問題は覚えた分だけ確実に点数に反映されます。

効果的な対策のポイントをまとめます。

  1. 文法:品詞の分類と助詞・接続詞の働きを理解する
  2. 敬語:尊敬語・謙譲語・丁寧語の変換表を確実に覚える
  3. 慣用句:体の部位別にグループ分けして効率的に暗記する
  4. ことわざ:対義・類義のペアで覚えて定着率を上げる
  5. 四字熟語:頻出リストを中心に、意味と読みをセットで覚える
  6. 毎日15分の継続学習:短時間でも毎日取り組むことが最大のコツ

知識問題で安定した得点を取れるようになれば、国語全体の成績向上に大きく貢献します。読解力と知識力の両輪で、国語を得意科目に変えていきましょう。

参考リンク:

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