中高勉強中高勉強
中学受験入門ガイド|始め方から合格までの完全ロードマップ

公立中高一貫校と私立中学の違いを徹底解説

公開日:2026年2月22日更新日:2026年2月23日
入試方法の違い:適性検査と学力試験 - illustration for 公立中高一貫校と私立中学の違いを徹底解説

中学受験を考える際、「公立中高一貫校と私立中学、どちらを選ぶべきか」は多くのご家庭が悩むポイントです。どちらも6年間の一貫教育を受けられますが、入試方法・学費・カリキュラム・進学実績など、さまざまな面で大きな違いがあります。

公立中高一貫校と私立中学の違いを徹底解説|入試・学費・進学実績を比較

中学受験を考える際、「公立中高一貫校と私立中学、どちらを選ぶべきか」は多くのご家庭が悩むポイントです。どちらも6年間の一貫教育を受けられますが、入試方法・学費・カリキュラム・進学実績など、さまざまな面で大きな違いがあります。

本記事では、公立中高一貫校と私立中学の違いを7つの視点から徹底比較し、お子さんに合った学校選びをサポートします。

公立中高一貫校と私立中学の基本的な違い

まずは、両者の基本的な違いを一覧で確認しましょう。

比較項目公立中高一貫校私立中学
設置者地方公共団体(都道府県・市区町村)学校法人
授業料(中学)無償年間約44〜100万円
入試方法適性検査・作文・報告書4教科学力試験が主流
受験料2,200円約2万円
併願原則1校のみ複数校併願可能
学校数全国約200校全国約800校
高校受験不要(6年一貫)不要(6年一貫)

この表から分かるように、費用面では公立中高一貫校が圧倒的に有利ですが、受験チャンスの多さでは私立中学に軍配が上がります。

中学受験の基礎知識については「中学受験とは?仕組みと基礎知識を徹底解説」で詳しく解説しています。

入試方法の違い:適性検査と学力試験

公立中高一貫校と私立中学の最大の違いは入試方法です。

入試方法の違い:適性検査と学力試験 - illustration for 公立中高一貫校と私立中学の違いを徹底解説
入試方法の違い:適性検査と学力試験 - illustration for 公立中高一貫校と私立中学の違いを徹底解説

公立中高一貫校の「適性検査」

公立中高一貫校では教科別の学力試験ではなく、教科横断型の「適性検査」が実施されます。

  • 適性検査I:文章を読み、自分の考えを記述する(作文・表現力)
  • 適性検査II:算数・理科・社会の知識を複合的に活用する問題
  • 適性検査III:学校独自の問題(実施しない学校もあり)
  • 報告書:小学校の成績や活動記録(内申点に相当)

適性検査では「正解を出す力」よりも「考える過程」や「表現する力」が重視されます。

私立中学の「学力試験」

私立中学では、国語・算数・理科・社会の4教科(一部2教科)による筆記試験が主流です。

PR
🎓

東大伴走

中学受験のオンライン家庭教師サービス。プロの伴走で合格をつかみ取る。毎日の勉強管理、点数が上がる個別指導、24時間LINE相談。無料相談受付中。

無料相談はこちら
  • 教科ごとの深い知識と応用力が求められる
  • 学校ごとに出題傾向が異なる
  • 複数校を受験できるため、併願戦略が重要

入試科目の詳細は「中学受験の入試科目と最新の出題傾向」をご覧ください。

学費・費用の違い:3年間でどれだけ差がある?

学費の違いは、学校選びにおいて非常に重要な要素です。

費用項目公立中高一貫校私立中学
授業料(年間)無償約44〜100万円
入学金なし〜数万円約25〜30万円
教材費・施設費年間約5〜10万円年間約15〜30万円
3年間の学習費総額約114万円約260万円
6年間の概算約250万円約600〜800万円

公立中高一貫校の3年間の学習費総額は約114万円で、私立の約260万円と比べて約2倍の差があります。6年間で考えると、その差はさらに大きくなります。

ただし、公立中高一貫校でも通塾費用が別途かかることが多く、適性検査対策の塾代として年間30〜50万円程度が必要になるケースもあります。

費用面の詳しい情報は「中学受験のメリット・デメリットを徹底比較」もご参照ください。

倍率と合格難易度の違い

合格の難しさも、公立と私立で大きく異なります。

公立中高一貫校の倍率

公立中高一貫校は非常に高い倍率が特徴です。

  • 平均倍率:4〜5倍
  • 人気校では5〜7倍に達することも
  • 1人1校のみ受検可能(チャンスは1回きり)
  • 適性検査は対策しにくく、不確実性が高い

私立中学の倍率

私立中学は学校によって倍率に大きな差があります。

PR
🤝

キズキ共育塾(株式会社キズキ)

不登校・発達障害で勉強に困難がある人を完全1対1個別指導でサポート。受験合格を徹底サポート。学び直し、高校受験、大学受験対応。

無料相談はこちら
  • 最難関校:3〜5倍程度
  • 中堅校:1.5〜3倍程度
  • 複数校を併願できるため、合格可能性を分散できる
  • 過去問対策がしやすく、努力が結果に結びつきやすい

合格率の見方については「中学受験の合格率と倍率の正しい見方」で詳しく解説しています。

カリキュラムと教育内容の違い

6年間の教育内容にも特色の違いがあります。

公立中高一貫校のカリキュラム

私立中学のカリキュラム

  • 学校独自の特色あるカリキュラム(国際教育・理数教育・芸術教育など)
  • 最新設備の導入が早い(ICT環境・実験設備など)
  • 留学プログラム海外研修が充実している学校が多い
  • 宗教系学校では情操教育も重視

公立中高一貫校に向いている子・私立に向いている子

お子さんの性格や学習スタイルによって、向いている学校タイプは異なります

公立中高一貫校に向いている子・私立に向いている子 - illustration for 公立中高一貫校と私立中学の違いを徹底解説
公立中高一貫校に向いている子・私立に向いている子 - illustration for 公立中高一貫校と私立中学の違いを徹底解説
特徴公立中高一貫校向き私立中学向き
学習スタイルじっくり考えるのが好き知識を素早く吸収できる
表現力自分の意見を文章で書ける計算・暗記が得意
性格素直で好奇心旺盛競争心が強い
読書読書好きで語彙が豊富特定教科に強い関心
学校生活協調性がある個性を伸ばしたい
家庭の方針費用を抑えたい教育環境に投資したい

公立中高一貫校に向いている子の特徴として、探究心が強く、自分の考えを言葉にできる子が挙げられます。一方、特定教科の深い知識を追求したい子や、設備の整った環境で学びたい子は私立中学が向いているでしょう。

お子さんの適性判断には「中学受験に向いている子の特徴と適性診断」が参考になります。

併願戦略:公立と私立の両方を受けられる?

結論から言えば、公立中高一貫校と私立中学の併願は可能です。ただし、いくつかの注意点があります。

PR
💻

e-Live(LIVE株式会社)

最先端を行くオンライン家庭教師サービス。楽しく勉強できるオンライン家庭教師。小学生・中学生・高校生対応。

詳しく見る

併願のメリット

  • 合格可能性が広がる
  • 公立がダメでも私立に進学できる
  • 異なるタイプの学校を比較検討できる

併願の注意点

  • 対策方法が大きく異なる(適性検査と4教科試験は別物)
  • 両方の対策をすると学習負担が増大する
  • 公立は2月3日が入試日の場合が多く、私立の日程と重なる可能性あり

おすすめの併願パターン

最近では適性検査型入試を実施する私立中学も増えています。公立中高一貫校を第一志望にしつつ、適性検査型入試を行う私立を併願するのが効率的な戦略です。

まとめ:お子さんに合った学校選びが最も大切

公立中高一貫校と私立中学には、それぞれに明確なメリット・デメリットがあります。

公立中高一貫校を選ぶべきケース:

  • 学費を抑えたい
  • お子さんが探究心旺盛で表現力がある
  • 多様な環境で学ばせたい

私立中学を選ぶべきケース:

  • 確実に合格を勝ち取りたい(複数校受験可能)
  • 特色ある教育プログラムに魅力を感じる
  • 設備が充実した環境で学ばせたい

最も大切なのは、偏差値や費用だけでなく、お子さんが6年間楽しく成長できる学校を選ぶことです。学校見学や説明会に積極的に参加し、お子さんと一緒に最適な学校を見つけてください。

偏差値の正しい理解については「中学受験の偏差値とは?正しい見方と活用法」をご確認ください。

この記事について:当サイトの記事は、教育分野に精通した編集チームが、信頼できる情報源に基づいて作成・レビューしています。記事の内容は定期的に見直し、最新の情報に更新しています。詳しくは編集ポリシーをご覧ください。誤りや改善点がございましたら、お問い合わせからご連絡ください。

関連記事

お子さんのメンタルケア:親ができること - illustration for 中学受験に不合格だった場合の進路と対処法

中学受験に不合格だった場合の進路と対処法

中学受験に全力で取り組んだにもかかわらず、不合格という結果を受け取ることは、お子さんにとっても保護者にとっても大きなショックです。中学受験者全体の約5〜10%が全落ちを経験すると言われており、決して珍しいことではありません。

続きを読む →
受験生の持ち物チェックリスト【完全版】 - illustration for 中学受験当日の流れと持ち物チェックリスト

中学受験当日の流れと持ち物チェックリスト

何年もかけて準備してきた中学受験。その集大成となる入試当日に、忘れ物やトラブルで実力が発揮できなければ、これまでの努力が水の泡になってしまいます。

続きを読む →
志望理由・志望動機の書き方のコツ - illustration for 中学受験の願書の書き方と提出の注意点

中学受験の願書の書き方と提出の注意点

中学受験の準備で見落としがちなのが願書の作成と出願手続きです。どれだけ勉強を頑張っても、願書の不備や提出期限のミスがあれば受験すらできません。

続きを読む →
中学受験の学力レベルは小学校とどう違う? - illustration for 中学受験に必要な学力レベルと到達目標

中学受験に必要な学力レベルと到達目標

中学受験を目指す際に、「どのくらいの学力があれば合格できるのか」「各学年でどこまで到達していればいいのか」という疑問を持つご家庭は多いでしょう。

続きを読む →
【5月〜8月】学校見学と夏の実力養成期間 - illustration for 中学受験の年間行事カレンダーと重要イベント

中学受験の年間行事カレンダーと重要イベント

中学受験は数年にわたる長期プロジェクトです。塾の授業や家庭学習だけでなく、学校説明会・模擬試験・文化祭見学・出願・入試本番と、さまざまなイベントが1年を通して続きます。

続きを読む →
日能研の特徴と強み - illustration for 中学受験における4大塾の特徴を徹底比較

中学受験における4大塾の特徴を徹底比較

中学受験を目指すご家庭にとって、塾選びは合否を左右する最も重要な決断のひとつです。首都圏の中学受験では「4大塾」と呼ばれるSAPIX(サピックス)・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミーが大きなシェアを占めており、それぞれに独自の教育方針やカリキュラムがあります。

続きを読む →