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中学受験の算数攻略法|偏差値アップの科目別勉強法

中学受験算数の特殊算の種類と解法まとめ

公開日:2026年2月22日更新日:2026年2月23日
最頻出!数量関係の特殊算 - illustration for 中学受験算数の特殊算の種類と解法まとめ

中学受験の算数で避けて通れないのが「特殊算」です。つるかめ算、旅人算、和差算など、学校の授業では習わない独特の解法が必要な問題群で、中学受験ならではの分野です。

中学受験算数の特殊算の種類と解法まとめ

中学受験の算数で避けて通れないのが「特殊算」です。つるかめ算、旅人算、和差算など、学校の授業では習わない独特の解法が必要な問題群で、中学受験ならではの分野です。

かるび勉強部屋の調査によると、中学受験で出題される特殊算は約24種類あります。全てを丸暗記する必要はありませんが、頻出の特殊算については確実に解法をマスターしておく必要があります。この記事では、全ての特殊算を体系的にまとめ、効率的な学習法を解説します。

特殊算の全種類一覧と分類

特殊算は大きく5つのカテゴリーに分類できます。

カテゴリー含まれる特殊算頻出度
数量関係和差算・つるかめ算・過不足算・差集め算・分配算・平均算・倍数算・年齢算・相当算★★★★★
速さ関係旅人算・通過算・流水算・時計算★★★★★
割合関係濃度算・売買損益算・仕事算★★★★
規則性植木算・方陣算・日暦算★★★
その他ニュートン算・集合算・消去算★★★

中学受験の算数攻略法の全体像も把握しておきましょう。

最頻出!数量関係の特殊算

数量関係の特殊算は出題頻度が最も高く、確実にマスターすべき分野です。

最頻出!数量関係の特殊算 - illustration for 中学受験算数の特殊算の種類と解法まとめ
最頻出!数量関係の特殊算 - illustration for 中学受験算数の特殊算の種類と解法まとめ

つるかめ算

概要:2種類のものの合計数と合計値から、それぞれの数を求める問題です。

基本の解法:全部一方だと仮定して、差から求める

例題:つるとかめが合わせて10匹、足の合計が28本のとき

  • 全部つる(2本足)と仮定:10×2=20本
  • 差:28−20=8本
  • かめ1匹で足2本多い:8÷2=4匹(かめ)
  • つる:10−4=6匹

和差算

概要:2つの数の和と差から、元の2つの数を求める問題です。

公式

  • 大きい数 = (和+差) ÷ 2
  • 小さい数 = (和−差) ÷ 2

過不足算(差集め算)

概要:2つの配り方での過不足から、全体の数を求める問題です。

解法:過不足の合計 ÷ 1人あたりの差 = 人数

平均算

概要:いくつかのグループの平均から、全体の平均や個別の値を求める問題です。

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ポイント:面積図を使って考えると分かりやすい

特殊算使う図キーワード
つるかめ算面積図「合わせて○個、合計△」
和差算線分図「和が○、差が△」
過不足算線分図「○個ずつ配ると△余り」
平均算面積図「平均が○」

必修!速さ関係の特殊算

速さの特殊算は難関校でも頻出の最重要テーマです。

旅人算

概要:2人以上が移動する問題で、出会いと追いかけの2パターンが基本です。

  • 出会い算:距離 ÷ 速さの和 = 出会うまでの時間
  • 追いかけ算:距離 ÷ 速さの差 = 追いつくまでの時間

速さ・割合・比の完全攻略で詳しい解法を確認できます。

通過算

概要:長さのある物体(電車など)が通過する問題です。

  • ポイントを通過:電車の長さ分だけ余分に走る
  • 2つの電車がすれ違い:長さの和 ÷ 速さの和
  • 追い越し:長さの和 ÷ 速さの差

流水算

概要:川の流れを考慮した船の速さの問題です。

  • 上りの速さ = 静水時の速さ − 川の速さ
  • 下りの速さ = 静水時の速さ + 川の速さ

時計算

概要:時計の長針と短針が作る角度や、重なる時刻を求める問題です。

  • 長針は1分で6度、短針は1分で0.5度進む
  • 1分あたりの差:6−0.5=5.5度

得点力を上げる割合関係の特殊算

割合を使った特殊算も入試では頻出です。

濃度算(食塩水問題)

概要:食塩水の濃度に関する問題です。

基本公式:濃度(%) = 食塩の量 ÷ 食塩水の量 × 100

混ぜ合わせる問題てんびん法を使うと効率的に解けます。

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売買損益算

概要:仕入れ・定価・売値・利益の関係を求める問題です。

  • 定価 = 仕入れ値 × (1 + 利益率)
  • 売値 = 定価 × (1 − 割引率)

仕事算

概要:仕事の全体量を1として、速さの割合で解く問題です。

  • AとBが一緒に仕事をすると:1/A日 + 1/B日 = 1日あたりの仕事量
特殊算使う図得点のコツ
濃度算てんびん図食塩の量に注目する
売買損益算線分図仕入れ値を基準にする
仕事算線分図全体を1とおく

差がつく!規則性とその他の特殊算

これらの特殊算は出題頻度は中程度ですが、差がつく問題として出されることがあります。

植木算

概要:一定間隔で植える木の本数と間の数の関係を求める問題です。

  • 両端に植える:木の本数 = 間の数 + 1
  • 片端だけ:木の本数 = 間の数
  • 輪にする:木の本数 = 間の数

ニュートン算

概要ニュートン算の解き方で紹介されているように、仕事が増え続ける中でさばいていく問題です。

3つの基本

  1. 仕事が増える数を求める
  2. はじめにある仕事の数を求める
  3. さばく数と増える数の関係から解く

方陣算

概要:正方形や三角形に並べた碁石の数を求める問題です。

  • 中実方陣:n×n個
  • 中空方陣:4(n-1)個(一辺n個のとき)

集合算

概要:「AかつB」「AまたはB」の人数を求める問題です。

ベン図を使って整理するのが基本です。

場合の数と確率も合わせて学習しましょう。

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特殊算の効果的な学習法

約24種類ある特殊算を効率的にマスターするための学習法を紹介します。

特殊算の効果的な学習法 - illustration for 中学受験算数の特殊算の種類と解法まとめ
特殊算の効果的な学習法 - illustration for 中学受験算数の特殊算の種類と解法まとめ

学習の優先順位

特殊算の完全攻略7つのポイントを参考に、以下の優先順位で学習しましょう。

  1. 最優先(小5前半):和差算・つるかめ算・旅人算・濃度算
  2. 優先(小5後半):過不足算・仕事算・通過算・売買損益算
  3. 標準(小6前半):流水算・時計算・ニュートン算・植木算
  4. 仕上げ(小6後半):方陣算・集合算・その他

「図を描く」ことが最大のコツ

特殊算を解く上で最も大切なのは、自分で図を描けるようになることです。線分図、面積図、てんびん図、ダイヤグラムなど、問題に応じた図を素早く正確に描く練習をしましょう。

パターン認識力を養う

問題文のキーワードから、どの特殊算かを素早く見分ける力が必要です。

キーワード特殊算
「合わせて○個、合計が△」つるかめ算
「和が○、差が△」和差算
「○個ずつ配ると…余る/不足」過不足算
「向かい合って進む」旅人算(出会い)
「追いかける」旅人算(追いかけ)
「濃度○%の食塩水」濃度算
「定価の○割引き」売買損益算

文章題の解き方とコツも参考にしてください。

まとめ:特殊算は「図」と「パターン」で攻略

中学受験算数の特殊算攻略のポイントをまとめます。

  1. 特殊算は約24種類、頻出のものから優先的に学ぶ
  2. 図を描く力が解法の核心
  3. キーワードから特殊算の種類を見分ける
  4. 丸暗記ではなく理解して、応用力をつける
  5. 繰り返し練習でパターンを定着させる

特殊算を得意にできれば、算数の偏差値は大幅にアップします。偏差値を10上げる勉強法も合わせて参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q: 特殊算は全種類覚える必要がありますか?

A: いいえ。約24種類ありますが、入試で頻出なのは10種類程度です。まずはつるかめ算・和差算・旅人算・濃度算・仕事算の5つを完璧にしましょう。

Q: 特殊算と方程式、どちらで解くべきですか?

A: 中学受験では特殊算の解法が一般的です。ただし、比や線分図を使った解法は方程式の考え方に通じているため、本質的には同じです。入試で使いやすい方を選びましょう。

Q: 特殊算の勉強はいつから始めるべきですか?

A: 小学4年生後半〜5年生前半が一般的です。まず和差算やつるかめ算などの基本的な特殊算から始め、5年生後半以降に応用的な特殊算へ進みましょう。

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