中学英語の総復習で高校受験の英語力を固める

高校受験の英語で高得点を取るためには、中学3年間の英語をしっかり総復習することが欠かせません。実は、英語が苦手な受験生の多くは、中1・中2で習った基礎の理解が不十分なまま受験勉強を始めてしまい、応用問題が解けずに伸び悩んでいます。
中学英語の総復習で高校受験の英語力を固める
高校受験の英語で高得点を取るためには、中学3年間の英語をしっかり総復習することが欠かせません。実は、英語が苦手な受験生の多くは、中1・中2で習った基礎の理解が不十分なまま受験勉強を始めてしまい、応用問題が解けずに伸び悩んでいます。
この記事では、中学英語の効率的な総復習方法、学年別の重要ポイント、おすすめの参考書・問題集を詳しく解説します。基礎をしっかり固めてから高校受験の英語対策に臨むことで、確実に得点力がアップします。
なぜ中学英語の総復習が重要なのか
高校受験の英語で結果を出すために、まず総復習が必要な理由を理解しましょう。

高校入試は中学3年間の総合力が問われる
高校入試の英語は、中1から中3までの全範囲から出題されます。中3の内容だけ勉強しても、中1・中2の基礎が抜けていると長文読解や英作文で大きく失点します。
| 学年 | 主な文法事項 | 入試での出題頻度 |
|---|---|---|
| 中1 | be動詞・一般動詞・現在進行形・過去形 | 基礎として必須 |
| 中2 | 不定詞・動名詞・比較・接続詞・受動態 | 非常に高い |
| 中3 | 現在完了・関係代名詞・分詞・間接疑問文 | 長文・英作文で頻出 |
特に中2の文法は入試で最も多く出題される範囲です。不定詞や動名詞、比較級は長文読解でも英作文でも頻繁に使われるため、ここが不安定だと全体の得点に影響します。
基礎の穴が応用力の壁になる
英語は積み上げ型の科目です。例えば、中1のbe動詞と一般動詞の区別が曖昧だと、中3の受動態(be動詞+過去分詞)を正しく理解できません。基礎に穴があると、いくら応用問題を解いても成績が伸びないのはこのためです。
英語の苦手を克服する方法でも解説していますが、まずは基礎の穴を埋めることが成績アップの最短ルートです。
参考:英語が苦手な高校生は「中学英語」の総復習が大事! - WAYS
中学英語の総復習ロードマップ
効率的に総復習を進めるための具体的なステップを紹介します。

ステップ1:弱点の洗い出し(1〜2日)
まず、自分がどの範囲が苦手かを把握します。
- 実力テストや模試の結果を見返し、間違えた問題の文法事項をチェック
- 中1〜中3の基本問題を一通り解いて、正答率が低い単元を特定
- 特に注意すべきは「なんとなく分かる」レベルの単元(確実な理解ではない)
ステップ2:文法の基礎固め(1〜2週間)
弱点が分かったら、該当する文法事項を参考書で確認し、問題集で演習します。
復習の優先順位(高い順):
- 動詞の時制:現在形・過去形・未来形・現在完了形の使い分け
- 不定詞と動名詞:to+動詞の原形と動詞+ingの使い分け
- 比較:比較級・最上級・as...as構文
- 受動態:能動態との書き換え
- 関係代名詞:who/which/thatの使い分け
- 接続詞:when/if/because/thatの用法
文法を確実に身につける方法も参考にしてください。
ステップ3:単語・熟語の総復習(並行して継続)
文法と並行して、英単語・熟語も復習します。高校受験に必要な語彙数は約2500語(中学1600〜1800語+小学校600〜700語)です。
- 1日50語のペースで復習(新しく覚えるのではなく、忘れている単語の確認)
- 書けなくてもいいので、まず「見て意味が分かる」レベルを目指す
- 効率的な英単語暗記法を活用する
ステップ4:長文読解で実践力を養う(2〜4週間)
文法と単語の基礎が固まったら、長文読解の練習に移ります。最初は短い文章から始めて、徐々に長い文章に挑戦しましょう。
参考:高校受験の英語を攻略!合格するための勉強の順番と方法 - 湘南ゼミナール
学年別・最重要文法の復習ポイント
各学年で特に重要な文法事項と、復習のポイントを解説します。

中学1年生の復習ポイント
| 文法事項 | 復習のポイント |
|---|---|
| be動詞と一般動詞 | 疑問文・否定文の作り方を完璧に |
| 三人称単数のs | 主語による動詞の変化を確認 |
| 現在進行形 | be動詞+~ingの形を定着 |
| 過去形 | 規則変化と不規則変化動詞の暗記 |
| 疑問詞 | What/Who/When/Where/Why/Howの使い分け |
中1の内容は一見簡単に見えますが、be動詞と一般動詞の混同は中3になっても間違える生徒が少なくありません。ここをおろそかにしないことが大切です。
中学2年生の復習ポイント
中2の文法は入試で最も出題頻度が高い範囲です。
- 不定詞の3用法(名詞的・形容詞的・副詞的用法)を区別できるか
- 動名詞と不定詞の使い分け(enjoy ~ing / want to ~など)
- 比較級の3パターン(-er/more, -est/most, as...as)
- 接続詞when/if/becauseで複文を作れるか
- 受動態と能動態の書き換えができるか
中学3年生の復習ポイント
- 現在完了形の3用法(完了・経験・継続)とキーワード(already, ever, forなど)
- 関係代名詞who/which/thatの正しい使い方
- 分詞の後置修飾(the boy running in the parkなど)
- 間接疑問文の語順(I don't know what he said.)
おすすめの総復習用参考書・問題集
目的やレベルに合わせて選べるおすすめの教材を紹介します。
短期間で総復習したい人向け
| 教材名 | 特徴 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 高校入試 中学3年分をたった7日で総復習(学研) | 1日4ページで効率的に復習 | 7日間 |
| 10分間で総復習 英語(受験研究社) | 1回10分の短時間学習 | 10日間 |
| 高校入試 中学3年間の総復習 英語(旺文社) | 基礎問題+確認テストの2ステップ | 14日間 |
じっくり基礎を固めたい人向け
- 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本:左ページ解説・右ページ練習問題の見開きレイアウトで初心者にもわかりやすい
- これでわかる 英文法 中学1〜3年:Q&A形式で迷いやすいポイントを丁寧に解説
- 中学総合的研究問題集 英語:基礎〜応用まで段階的に学習でき、巻末にオリジナルテスト付き
さらに実力を伸ばしたい人向け
基礎が固まったら、おすすめ問題集ランキングを参考に、入試レベルの問題集にステップアップしましょう。難関校対策を目指す人は、さらに応用的な問題集に取り組んでください。
効率的な総復習のコツ
限られた時間で最大の効果を出すためのコツを紹介します。
コツ1:間違えた問題に印をつける
1周目で間違えた問題には必ず印をつけます。2周目は印のついた問題だけ解き、それでも間違えた問題には2つ目の印をつけます。入試直前は印が2つの問題を最優先で復習することで、効率的に弱点を克服できます。
コツ2:音読を取り入れる
文法の例文や長文を声に出して読むことで、記憶の定着率が格段に上がります。特にリスニング対策にもなるため、一石二鳥です。
コツ3:ノートにまとめるより問題を解く
復習でありがちな失敗が「きれいなノートまとめ」に時間をかけすぎることです。ノートに書き写すよりも、問題を解いて間違えて直すというサイクルの方が圧倒的に効果的です。
コツ4:毎日少しずつ続ける
英語の復習は一気にやるより毎日30分〜1時間継続する方が効果的です。効果的な勉強法と学習計画を参考に、日々の学習に総復習を組み込みましょう。
参考:高校受験の英語はどのように対策すればいい? - 学研の家庭教師
まとめ:基礎固めが合格への最短ルート
中学英語の総復習は、高校受験の英語で高得点を取るための土台です。この記事のポイントをまとめます。
- 高校入試は中学3年間の全範囲から出題される
- 特に中2の文法は入試で最も出題頻度が高い
- 復習の順序は「単語→文法→長文→リスニング」が効率的
- 弱点の洗い出しから始めて、重点的に復習する
- 問題集は1冊を3周以上繰り返す
- 間違えた問題に印をつけて反復学習する
- 毎日30分〜1時間の継続が最も効果的
「基礎なんて今さら」と思わず、一度立ち止まって総復習に取り組むことが、結果的に偏差値アップへの最短ルートです。基礎がしっかりすれば、応用問題も自然と解けるようになります。高校受験の英語対策の全体像も確認しながら、計画的に学習を進めてください。
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